春の甲子園 2025

第97回選抜高等学校野球大会(春の甲子園)は、2025年3月18日(火)から3月30日(日)までの13日間、阪神甲子園球場で開催されます。

大会概要


- 主催: 日本高等学校野球連盟、毎日新聞社
- 後援: 朝日新聞社
- 特別協力: 阪神甲子園球場
- 会期: 2025年3月18日(火)から13日間(雨天順延。準々決勝、準決勝翌日の休養日各1日を含む)
- 出場校数: 32校(一般選考29校、21世紀枠2校、神宮大会枠1校)

組み合わせ抽選会は、2025年3月7日(金)午前9時から毎日新聞大阪本社オーバルホールで行われます。

出場校の詳細や試合日程については、今後の発表をお待ちください。

出場校一覧


第97回選抜高等学校野球大会(春の甲子園)に出場する32校が決定しました。以下に、地区ごとの出場校と都道府県、出場回数をまとめます。

北海道(1校)
- 東海大札幌(北海道)10年ぶり7回目

東北(3校)
- 聖光学院(福島)3年ぶり7回目
- 青森山田(青森)2年連続4回目
- 花巻東(岩手)3年ぶり5回目

関東・東京(7校)
- 横浜(神奈川)6年ぶり17回目
- 健大高崎(群馬)3年連続8回目
- 浦和実業(埼玉)初出場
- 千葉黎明(千葉)初出場
- 山梨学院(山梨)4年連続8回目
- 二松学舎大付(東京)2年ぶり8回目
- 早稲田実業(東京)8年ぶり22回目

東海(3校)
- 大垣日大(岐阜)2年ぶり6回目
- 常葉大菊川(静岡)2年ぶり6回目
- 至学館(愛知)8年ぶり2回目

北信越(2校)
- 敦賀気比(福井)5年連続12回目
- 日本航空石川(石川)2年連続4回目

近畿(6校)
- 東洋大姫路(兵庫)3年ぶり9回目
- 智辯和歌山(和歌山)2年ぶり16回目
- 市和歌山(和歌山)3年ぶり9回目
- 天理(奈良)3年ぶり27回目
- 滋賀学園(滋賀)8年ぶり3回目
- 滋賀短大付(滋賀)初出場

中国(2校)
- 広島商(広島)3年ぶり23回目
- 米子松蔭(鳥取)33年ぶり2回目

四国(2校)
- 明徳義塾(高知)4年ぶり21回目
- 高松商(香川)2年ぶり29回目

九州(4校)
- 沖縄尚学(沖縄)2年ぶり8回目
- エナジックスポーツ(沖縄)初出場
- 柳ケ浦(大分)20年ぶり3回目
- 西日本短大付(福岡)38年ぶり2回目

21世紀枠(2校)
- 壱岐(長崎)初出場
- 横浜清陵(神奈川)初出場

これらの情報は、毎日新聞の「選抜高校野球2025 春のセンバツ甲子園」特集から引用しています。

各校の詳細や大会の最新情報については、公式発表をご確認ください。

注目校の紹介


第97回選抜高等学校野球大会(春の甲子園)では、各地区から実力校が出場します。特に注目される高校をいくつかご紹介します。

横浜高校(神奈川)


6年ぶり17回目の出場となる横浜高校は、神奈川大会を制し、関東大会でも優勝を果たしました。注目選手として、2年生右腕の織田翔希投手が挙げられます。185cmの長身から繰り出す140キロ中盤の速球とチェンジアップを武器に、関東大会・神宮大会の全6試合に登板し、39.2回を投げて防御率1.14と安定した成績を残しました。また、外野手の阿部葉太選手は、抜群のミート力と打撃センスで安打を量産し、リードオフマンとしてチームを牽引しています。

健大高崎高校(群馬)


3年連続8回目の出場となる健大高崎高校は、秋季関東大会でベスト4に進出しました。エースの石垣元気投手は、最速158キロの速球を持ち味とし、昨年の甲子園でも活躍しました。また、佐藤龍月投手も注目される左腕で、1年秋からエースナンバーを背負い、チームの柱として期待されています。

東洋大姫路高校(兵庫)


3年ぶり9回目の出場となる東洋大姫路高校は、秋季近畿大会で智弁和歌山を下し、優勝を果たしました。エースの阪下漣投手は、最速147キロの速球と鋭いカットボールを武器に、近畿大会では防御率0.33、神宮大会では防御率0.95と安定した投球を見せています。制球力にも定評があり、少ない球数で長いイニングを投げられるのが特徴です。

青森山田高校(青森)


2年連続4回目の出場となる青森山田高校は、秋季東北大会で準優勝を果たしました。注目選手として、内野手の蝦名翔人選手が挙げられます。U-15日本代表の経験を持ち、力強い打撃が魅力です。昨夏の甲子園では、2回戦で2本の二塁打を放ち、チームのベスト4進出に貢献しました。また、外野手の佐藤洸史郎選手もリードオフマンとして活躍し、昨夏の甲子園で打率.524、2本塁打を記録しています。

これらの高校は、秋季大会で優れた成績を収め、注目選手も多く抱えています。春の甲子園での活躍が期待されます。

注目選手の紹介


第97回選抜高等学校野球大会(春の甲子園)では、多くの注目選手が各チームで活躍を期待されています。以下に、特に注目される選手をポジションやプレースタイルとともにご紹介します。

横浜高校(神奈川)


- 奥村 頼人(おくむら らいと)投手
- プロフィール: 179cm78kg、左投左打、最速146km/hの速球を持つ左腕エース。
- 特徴: 防御率0.26の安定感を誇り、神宮大会では9試合で34.2回を投げ、32奪三振、2失点と圧倒的な投球を見せました。

- 阿部 葉太(あべ ようた)外野手
- プロフィール: 179cm83kg、右投左打。
- 特徴: 広角に鋭い打球を放つ左打者で、主将としてチームを牽引。関東大会では打率.417を記録し、リードオフマンとして活躍しました。

健大高崎高校(群馬)


- 石垣 元気(いしがき げんき)投手
- プロフィール: 178cm75kg、右投両打、最速154km/hの速球派。
- 特徴: 多彩な変化球(スライダー、カット、カーブ、チェンジアップ、スプリット)を駆使し、2年生の春に選抜初制覇を達成。決勝の報徳学園戦では8回2失点の好投を見せました。

- 佐藤 龍月(さとう りゅうげつ)投手
- プロフィール: 173cm70kg、左投左打、最速146km/h。
- 特徴: 鋭いスライダーとカーブを武器に、2年生の春の選抜で5試合に登板し、22回で22奪三振、無失点の活躍を見せました。

青森山田高校(青森)


- 蝦名 翔人(えびな しょうと)内野手
- プロフィール: 大型内野手で、攻守ともに安定感があり、プロ志望として注目されています。
- 特徴: 4番セカンドとしてチームを牽引し、その打撃力と守備力で高い評価を得ています。

沖縄尚学高校(沖縄)


- 末吉 良丞(すえよし りょうすけ)投手
- プロフィール: 左投左打、最速150km/hの速球を持つ左腕。
- 特徴: 九州大会では、強豪校相手に力強い投球を披露し、チームの優勝に貢献しました。

これらの選手たちは、それぞれのチームで中心的な役割を担い、春の甲子園での活躍が大いに期待されています。

地域別の見どころ


第97回選抜高等学校野球大会(春の甲子園)では、各地域から選ばれた代表校が集い、地域ごとの特色や戦い方が見どころとなります。以下に、各地域の代表校の特徴や傾向を分析します。

北海道地区


- 東海大札幌(北海道)
- 特徴: 10年ぶり7回目の出場となる東海大札幌は、堅実な守備と機動力を活かした攻撃が持ち味です。北海道勢は寒冷な気候の影響で練習環境が限られる中、基礎的なプレーの精度を高め、チーム全体の結束力で勝負する傾向があります。

東北地区


- 聖光学院(福島)
- 特徴: 3年ぶり7回目の出場。安定した投手陣と堅実な守備力が強みで、東北大会では仙台育英や青森山田を下し、7年ぶり2回目の優勝を果たしました。東北地区のチームは、厳しい冬の環境を乗り越え、精神的な強さと粘り強い試合運びが特徴です。

- 青森山田(青森)
- 特徴: 2年連続4回目の出場。強力な打線と機動力を兼ね備え、攻撃的な野球を展開します。東北大会では準優勝となり、その打撃力は他チームにとって脅威です。

関東・東京地区


- 横浜(神奈川)
- 特徴: 6年ぶり17回目の出場。関東大会を制し、攻守にバランスの取れたチームです。特に強力な打線が持ち味で、全国的にも注目されています。

- 健大高崎(群馬)
- 特徴: 3年連続8回目の出場。「機動破壊」と称される積極的な走塁が特徴で、相手守備陣にプレッシャーをかける戦術を得意としています。

北信越地区


- 敦賀気比(福井)
- 特徴: 5年連続12回目の出場。強力な打線と安定した投手陣を持ち、攻守のバランスが取れています。北信越地区のチームは、基本に忠実なプレーとチームワークを重視する傾向があります。

近畿地区


- 東洋大姫路(兵庫)
- 特徴: 3年ぶり9回目の出場。秋季近畿大会で智弁和歌山を下し、優勝を果たしました。伝統的に強豪校が多い近畿地区では、攻撃力と守備力の高いレベルが求められます。

中国地区


- 広島商(広島)
- 特徴: 3年ぶり23回目の出場。堅実な守備と機動力を活かした攻撃が特徴で、伝統的な野球スタイルを継承しています。

四国地区


- 明徳義塾(高知)
- 特徴: 4年ぶり21回目の出場。戦略的な試合運びと投手力の高さが際立ちます。四国地区のチームは、技術力の高さと粘り強さが特徴です。

九州地区


- 沖縄尚学(沖縄)
- 特徴: 2年ぶり8回目の出場。強力な打線と俊足を活かした攻撃が持ち味で、南国特有の気候を活かした練習環境で鍛えられた体力と精神力が強みです。

各地域の代表校は、それぞれの地域性や伝統を背景に独自のスタイルを持っています。春の甲子園では、これらの多様な戦い方が交錯し、熱戦が繰り広げられることでしょう。

個人的な楽しみ


春の甲子園で注目したいのが、天理高校の応援団です。特にチャンステーマ「わっしょい」は、試合の流れを大きく左右する名物応援として知られています。

チャンスの場面になると、ゆっくりとしたテンポで響き渡る「わっしょい」のメロディーと大声援は、ランナーを背負った投手に重圧を与え、じわじわとプレッシャーをかけていきます。

そして、徐々にテンポを上げることで投手の投げ急ぎを誘い、一気に試合の雰囲気を変えてしまうのです。さらに、走者が生還し得点が入ると間髪入れずに「ファンファーレ」が鳴り響き、スタンドは歓喜に包まれます。

この曲が流れると、天理高校の勢いはさらに加速し、相手チームにとっては精神的にも厳しい展開となるでしょう。圧巻の応援とともに躍動する天理高校の選手たち。その活躍に期待せずにはいられません。

第97回選抜高等学校野球大会が今から楽しみですね。

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